• スミティースーリア ヨガ

     

    東京国立博物館にある茶室 春草蘆にて秋のお茶会が開催されました。

    春草蘆は、約三百年前、大阪淀川の治水工事の際に休息所として建てられたものです。大正4年、横浜の原三溪の手に渡り、三溪園に解体されたまま保管されていたものを、昭和11年、原三溪から松永耳庵に譲られ、その後、東京国立博物館に寄贈されました。


    五畳の主室には床の間があり、亭主床の薄茶のお席を持たせて頂きました。

    薄茶席のテーマは「ロハを楽しむ」

    近代数寄者で松永耳庵とも交流のあった小林一三が提唱された「ロハ(=只)の会」つまり「身近にあるもの(頂き物)でも立派なお茶会はできる」 の思いに倣って「もちよりの一碗」でお客様をおもてなししました。

     

     

     

    お気に入りのお道具を使わせて頂き、よりお道具への愛しさを感じ、思い出に残るお茶会になりました。

    一段低いところの三畳の間があって、ここには向切炉(むこうぎりろ)が切られています。

    先輩方が濃茶を点てられました。

    世界茶会には茶道を学ばれる若い男性が多く、男性のお手前は美しくてうっとりしてしまいます。

    濃茶席のテーマは「スキを巡る」

    松永耳庵は益田鈍翁、畠山即翁、小林逸翁に五島慶太と近代を代表する数寄者とも交友があり、この時代に想いを馳せながら、現代へと続くお茶を楽しんで頂きました。

     

    最後になりましたが、お越し下さいました皆さま、貴重な機会を下さりご指導下さった岡田宗凱先生、サポートしてくださった社中の皆々様、ありがとうございました。

    時間を作っていらして下さるお客様がいるので、頑張れます。私の活力になっています。

    また次の機会に今より少し進化した私を見て頂けたらと思います。

    毎月第二日曜日に品川で開催している初心者向け茶道ワークショップにもいらして頂けたら、お茶会の楽しさを感じて頂けると思います。

    世界茶会 茶会体験ワークショップ


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